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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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罠 (その2)

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その写真は有香にメールで届いた。
「バッチリ」
翌日校長室で首を垂れていたのは秋田健であった。
獰猛な一面のある秋田犬がお座りして待てを言われているようである。
「これって痴漢行為ですよね」
「煙草を持っているって情報があったから・・・」
「チョコレート持ってては駄目なんですか」
「煙草を取ろうとしただけです」
「胸を触ったでしょう」
「まァここは事を荒立てないで・・・」
校長はそう言ったが、きつい目で秋田を見ていた。
「警察に訴えてもいいですが、ここは大目に見てあげましょう。秋田先生も生活かかっていることだし」
「すみませんでした」
校長と秋田が有香に何度も頭を下げた。
有香の髪の毛は茶バツのままであった。

        終
作品名:罠 (その2) 作家名:吉葉ひろし