天國へ続く道
彼の膝の上で…
まるでじゃれる仔猫みたいに寝転がり頬ずりして強請る。
黒髪を耳にかけながら上目遣いで甘い声をあげれば彼は脚を組み直し、わたし
の頬に手を添え、前に少し屈みながらそれを始める。
敏感なわたしはすぐに吐息を漏らし、目を閉じて、ざわめく下半身を堪えよう
とスカートの端を握りしめた。その手に手を重ね緩く解かれてしまうまで時間は
かからなかった。動けないで震えるわたしは精一杯の想いを込めて訴えかける。
意地悪しないで。
彼は悪戯っぽく微笑みながら、わざと耳元に唇をつけて言った。
「辛くなったらすぐに言うんだよ。それとあまり声を出さないように」
まっ赤になって頷くわたしを見下ろす彼の唇が「いい子だね」と動いて、つい
嬉しくなってしまった。今この瞬間から、わたしは彼にすべてを委ねる。
絶対に逆らってはいけない。
彼が酷いことをしないとわかっていても、怯えてそれを差し出すと赤くなった
部分を長い指で押し広げてきた。息も止まる恥ずかしさに堪えるわたしを堪能し
ている彼の仕草が音でわかる。今、笑った。
下から形に沿って窪みまでめくるよにして往復させる指の動き。たったそれだ
けで脚の力が抜けて膝を崩してしまう。あと何度か瞬きすれば涙がこぼれ落ちそ
うなわたしは「見ないで」声にしないで唇だけ動かすと彼は上着を脱いだ。それ
を見ないようにしながら視線を遠ざける。
まるでじゃれる仔猫みたいに寝転がり頬ずりして強請る。
黒髪を耳にかけながら上目遣いで甘い声をあげれば彼は脚を組み直し、わたし
の頬に手を添え、前に少し屈みながらそれを始める。
敏感なわたしはすぐに吐息を漏らし、目を閉じて、ざわめく下半身を堪えよう
とスカートの端を握りしめた。その手に手を重ね緩く解かれてしまうまで時間は
かからなかった。動けないで震えるわたしは精一杯の想いを込めて訴えかける。
意地悪しないで。
彼は悪戯っぽく微笑みながら、わざと耳元に唇をつけて言った。
「辛くなったらすぐに言うんだよ。それとあまり声を出さないように」
まっ赤になって頷くわたしを見下ろす彼の唇が「いい子だね」と動いて、つい
嬉しくなってしまった。今この瞬間から、わたしは彼にすべてを委ねる。
絶対に逆らってはいけない。
彼が酷いことをしないとわかっていても、怯えてそれを差し出すと赤くなった
部分を長い指で押し広げてきた。息も止まる恥ずかしさに堪えるわたしを堪能し
ている彼の仕草が音でわかる。今、笑った。
下から形に沿って窪みまでめくるよにして往復させる指の動き。たったそれだ
けで脚の力が抜けて膝を崩してしまう。あと何度か瞬きすれば涙がこぼれ落ちそ
うなわたしは「見ないで」声にしないで唇だけ動かすと彼は上着を脱いだ。それ
を見ないようにしながら視線を遠ざける。