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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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森田は交番に自首していた。
すぐに秋草に確認の電話が入ったのだが留守であり、森田の言葉が「刺さったようだ」と言うので、警官は住所や氏名を聞き、森田の職業が教師であるのでそのまま帰した。
病院から帰ると、留守電のランプが点滅していた。
交番に連絡してくれという内容であった。
秋草は青田に相談した。
「森田先生は関係ないことにしよう」
「解ったわ」
秋草は交番に電話を入れた。
「と言う訳でたいした怪我ではありませんし、森田先生には関係ないんです」
「被害届も出ないのでしたら無かったことで済ませますが宜しいですね」
「はい」
秋草は電話を切った。
「あなたは海老原にどう言い訳するの」

作品名: 作家名:吉葉ひろし