小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

INDEX|15ページ/51ページ|

次のページ前のページ
 


宏はデパートで絵の展示会を見ていた。
その中に人物画なのに、シマウマのように斑に色を付けた絵があった。「どうわ」と題名が記されていた。
宏は童話なのか同和なのか迷った。
すぐに作者の意味するものは容易に感じ取ることが出来た。
西山由美と書かれていたのである。
由美とばんな寺で別れてすぐに手紙が来た。

知っているかも知れませんが、私の家は同和なのです。
私は決めました。
せめて別れる前に、思い出は作るのだと
「さようなら」の代わりに「またね」
と言いたかった。
あのくちずけは私の結婚式です。
由美は誰とも結婚しません。

作品名: 作家名:吉葉ひろし