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防腐剤

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「そう。真夏によ」
「冷蔵庫の中だったとか」
「じゃないわ。コンビニのおかげだったらしいの」
「コンビニが?どう関係してる?」
「亡くなったひとは百パーセントコンビニの食品で生きていたのよ。パラベンって知ってる?ネットで調べたのよ。それはね、パラオキシ安息香酸エステル類のこと。いろいろな防腐剤が遺体の腐敗を防止していたということなのよ 。あと、フェノキシエタノールとかね。パラベンなんかは本当に広く防腐剤として、食品や医薬品に古くから使われていたらしいのよね。サリチル酸や安息香酸に較べて毒性も低いし、広範囲の微生物に有効なんだって」
「……死因は防腐剤の過剰摂取というわけじゃないんだろう?」
「そうじゃないと思うけど、遺体の腐敗を防止するほどまでにそういうものが食品に、多量に含まれているとなると……」
「どうする?このおにぎりと惣菜は」
作品名:防腐剤 作家名:マナーモード