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TAKARA 未来
TAKARA 未来
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税金不真面目辞典

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第4章:相続税



≪定義≫
 ①日本国で運用した財産の余りを、国に返す制度。なぜか、運用は資本主義・財産帰属は共産主義思想と、双方の主張が渾然としている制度である。
 ②親の財産を当てにせず、しっかり働くように教育する制度。

≪法定相続人≫
 ①相続財産をもらうために、待っている人たち。
 ②親のしつけにより、仲良くできるかどうかが決まる。仲が悪いと、裁判官が仲裁に入ることになる(仲が悪すぎると、大岡裁きも通じない)。
 ③時として、顔も知らない人が登場する。

≪養子縁組≫
 ①節税のために行われるが、節税目的と言うと、税務調査で脱法行為と否認される制度。目的については、本音を隠し、建前(例:生前よくしてくれて、実の子供のようにかわいがっていた)を主張する、日本古来の奥ゆかしさを助長する。
 ②時として、実子より態度が大きく、実子を養う子なのかと勘違いすることがある。
 ③養子縁組は市役所に届出ですればよいが、はずすには、家庭裁判所に行く必要があり、入口と出口の異なる制度(もめなければ、はずす時も市役所ですむが、稀である)。
≪特別縁故者≫
 ①愛人のことが多いが、法律では、その人の権利を守るため、ものものしい用語にしている。
 ②紙切れ(婚姻届)が大切か、現実(事実婚)が大切か、人々に考えてもらうための国の道徳制度。

≪相続税における生命保険料控除≫
 ①保険会社の営業を助けるため、受け取る生命保険金に対して相続税を安くしている制度。
 ②近い将来、圧縮・廃止可能性が見込まれる制度。そのため、国は、体力強化のため、保険会社の統廃合をすすめている。

≪贈与税≫
 ①相続税を払いたくないので、生前にお金を多少は動かしてもらう制度。お金を動かすことで、経済の活性化につなげ、なおかつ、その資産家がどれぐらいお金を持っているか、事前に国が把握しておく制度。
 ②高額の小遣いのため、節税になる代わりに、もらった方は堕落することが多い。人間性をとるか税金面をとるか、時に悪魔の選択になる。


作品名:税金不真面目辞典 作家名:TAKARA 未来