ＣＲＯＳＳ 第１５話 『せめぎあい』
・『幻想共和国評議会議事堂』（建造物）
幻想共和国の首都中心部にある。幻想共和国の最高機関である評
議会は、ここで行なわれる。外観は、アメリカの議会議事堂に似て
いる。
議事場は半円状で、議長席や各代表が座る代表席がある。原則、
付添いは傍聴席に座ることになっている。議長席の背後の壁には、
大きな幻想共和国国旗が掲げられている。ただ、幻想共和国の国旗
の三色で構成された石床は悪趣味に感じられる……。
・『１９９４号世界』（世界）
山口少佐たちＣＲＯＳＳが、異次元間弾道ミサイルで攻撃した世
界。ミサイル攻撃により、ほとんどの住民は死亡。生き残った住民
は捕虜となり、奴隷として使用されている。
現在、ＣＲＯＳＳの植民地担当の部署が、７５８号世界からの入
植者とともに、開拓や開発を行なっており、金やレアメタルといっ
た鉱物資源を手に入れている。その７５８号世界からは、『ディギ
ングワールド』とも呼ばれている。
・『幻想共和国の異次元間弾道ミサイル』（事情）
幻想共和国は、防衛のため、異次元弾道ミサイルを保有している。
地下のミサイルサイロが、森のどこかに隠されているらしい。
異次元間弾道ミサイルは核兵器であるため、核保有に関して、評
議会で一悶着あった。しかし、防衛のためであるとして、異次元間
弾道ミサイルを保有することになった。
このミサイルを発射する方法は、各代表に渡された特別なスペル
カード（本人しか使えない）と議長のそれを、いっしょに箱の中の
発射装置に入れて、目標地点を唱えるだけだ。つまり、議長や代表
全員の同意が必要というわけだ。
・『第９１回公聴会』（会議）
博霊神社代表の霊夢が、山口少佐とレミリアを呼んで開かれた公
聴会。公聴会は幻想共和国議事堂で、各代表の前で行なわれた。議
題は、『ＣＲＯＳＳによる異次元間弾道ミサイル攻撃について』だ
った。
霊夢は、少佐とレミリアを集団殺害の罪で裁くつもりだったらし
いが、少佐は、議長の「特例」により途中退出、レミリアは証拠の
不存在で切り抜け、公聴会は特に何の成果も無く、終わった……。
作品名：ＣＲＯＳＳ 第１５話 『せめぎあい』 作家名：やまさん