CROSS 第15話 『せめぎあい』
《用語解説》
・『幻想共和国軍空母『白鯨』』(兵器)
幻想共和国軍の最新式の異次元航空母艦。原子力空母で、幻想共
和国軍の空母の中で一番大きい白い艦。異次元戦闘機『飛蝶』とい
った航空兵器を多数搭載したり、対空・対艦ミサイルやガトリング
砲などを装備しているので、戦闘力は高い。外観は、アメリカの原
子力空母『エンタープライズ』と似ているが、内装やシステムは古
くさい……。この空母にいる兵士は、幽霊だけである。(妖夢は半
分人間だが)
体当たり攻撃はとても強烈で、無謀にも臨検しようと近づいてき
たザフト艦にぶつけて、撃沈してしまった。(何人かのザフト兵は
白鯨に救助されたが、艦内が幽霊だらけなのを見て、気絶してしま
ったらしい……)
幻想共和国軍トップの戦闘機パイロット『プリズムリバー三姉妹』
も所属している。
・『幻想共和国軍潜超艦『幽ボート』』(兵器)
幻想共和国軍の潜超艦。潜水艦が水中を潜行するように、『超空
間』(後記)の中を潜行できる。魚雷攻撃や機関砲による砲撃がで
きる。外観は、第二次世界大戦のドイツ軍潜水艦『Uボート?型』
にそっくり。
・『超空間』(空間)
異次元空間の海にあたる空間。異次元艦は、この超空間の上に浮
かぶ形で、異次元空間を航行している。
この超空間は不思議なところで、不規則な圧力によって、空間が
常にねじ曲がって移動している。ただ、上への圧力は一定量あるた
め、異次元船が沈むことはない。しかし、無理やり潜れば、船や生
物は空間ごとねじ曲げられ、ひどい悲劇になる……。
そこで、これをなんとかするための研究が、大日本帝国連邦と幻
想共和国の間で競うように行なわれ、その結果、幻想共和国が先に、
『潜超艦』という潜水艦の超空間バージョンを開発した。それが前
記の『幽ボート』である。特殊な魔力で艦全体を覆うという方法だ
った。その後、大日本帝国連邦も潜超艦の開発に成功した。
超空間の下に何があるのかは、わかっていない……。
・『コンピューターアイ』(アイテム)
大日本帝国連邦で開発された人工眼。元々は、失明した兵士向け
だったが、普通の目よりも性能が高いため、失明していなくても、
それに取り換えてもらう人が増えている。本物の眼球との見分けが
つくように、赤い光を発するようになっている。少佐の目が赤いの
はそのため。
少佐がつけているのは、最新式の軍用タイプで、銃弾の動きも捉
えられる。
・『大日本帝国連邦軍戦闘機『ラプチャ−』』
大日本帝国連邦軍の航行兵器で、無人戦闘機。陸軍航空隊に導入
されているが、パイロットの反発が大きいので、空軍と海軍には導
入されていない。無人機のためコクピットが無く、有人機よりも速
いスピードが出せ、最新のスーパーコンピューターによる人工知能
で、ステルス性もあるので、とても優秀な航空兵器である。
作品名:CROSS 第15話 『せめぎあい』 作家名:やまさん