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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第九回・四】くり・栗・みっくす

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「コンちゃん」
「いやこんがらっちょだろ」
「君たちには聞いてないよ」
南が言うと中島も言いそれに矜羯羅が否定の言葉を投げた
「…悠助の好きに呼んでいいよ」
にっこりと笑って矜羯羅が言う
「矜羯羅様…」
鳥倶婆迦がボソッと言う
「じゃぁ…コン…ちゃん?」
悠助が小さく言うと矜羯羅が悠助の頭を撫でた
「ありがとう嬉しいよ」
矜羯羅が立ち上がって鳥倶婆迦を見た
「ハルミママさんは鳥倶婆迦に【お母さん】って呼ばれるのは…嫌?」
矜羯羅が母ハルミに聞く
「ううん? 嫌じゃないわ? むしろ嬉しいわよ?子供が増えたみたいで」
母ハルミが笑って鳥倶婆迦の方を見た
「…ハルミ…」
鳥倶婆迦が母ハルミを見た後悠助を見た
「うぐちゃん…ハルミママ好きなの?」
悠助が鳥倶婆迦に聞くと鳥倶婆迦が頷く
「おいちゃんハルミみたいなお母さんだったらいいなって…でも悠助が嫌だって言うならおいちゃん…」
鳥倶婆迦が無駄に長い袖をぎゅっと握って俯いた

「ダーイコーンおーろぉーしィ~♪」
京助が六甲おろしの替え歌を歌いながらサンマを持ってやってきた
「おーキタキタ!!」
中島が京助を見て言った
「お? どうしたばか」
京助が袖を握って俯いている鳥倶婆迦に声をかけた
「あのね京助…」
悠助が京助を見た
「…京助はおいちゃんがハルミをお母さんって呼ぶの…嫌?」
「はぁ?」
鳥倶婆迦が言うと京助が疑問系に聞き返す
「ってか…みんな呼び方ちゃうけど母さんのこと【ママ】って呼んでるじゃん」
京助が言う
「そういやそうだよね~…ハルミ【ママ】さんって…【ママ】って【お母さん】って意味だしね」
南が言った
「そうなんだっちゃ?」
緊那羅が中島に聞く
「そうそう【ママ】ってのは日本語にすると【お母さん】なんよ」
中島が答えた