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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第九回・四】くり・栗・みっくす

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「…竜?」
鳥倶婆迦がボソッと言うと母ハルミが頷いた
「…ハルミ…」
「なぁに?」
少し間を空けて母ハルミに鳥倶婆迦が呼びかけた
「…お母さんって呼んでもいい?」
また少し間を開けて鳥倶婆迦が言う
「うんいいわよ?」
母ハルミが言うと鳥倶婆迦が躊躇いながら母ハルミの首に腕を回した
「おかあさん…」
鳥倶婆迦が小さく言うと母ハルミが鳥倶婆迦を抱きしめた
「おいちゃんのお母さんも…ハルミみたいなだったらいいな…」
お面の顔とは対照的な鳥倶婆迦の声を聞いた母ハルミが鳥倶婆迦を更に抱きしめた