小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
TAKARA 未来
TAKARA 未来
novelistID. 29325
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

犯人はわたし?~加山刑事の捜査日誌

INDEX|29ページ/29ページ|

前のページ
 

あとがき:舞台裏



 お付き合いいただき、誠にありがとうございます。
 エラリー・クイーン好みの犯人当てに加え、アガサ・クリスティ得意の叙述トリックを使用しています。
 下記の点に注意して再読いただければ幸いです。

 ◎犯人は、地の文の中で、決して”犯人は誰なのか”とは 言っていません。犯人についての報告があったなどと、
 伝聞の中では述べていますが。……その他、様々な意味がとれる、胸中告白の文章を散りばめています。
  また、会話の中では自分が無実だと言っても、地の文では、自分の嫌疑・疑いを晴らしたいと述べ、無実だと
 嘘を言っていません。
  誰だって、自分の犯していない犯罪だけでなく、犯した犯罪で罰せられるのだって、いやですからね。

 ◎ダイイング・メッセージの意味にこだわったのは、当然、それがどのように自分を指しているのか追求していたから
 です。そして、他人に転嫁できる解釈はないのか、執拗に苦慮していました。
  無実を証明するためではありません。

 ◎ダイイング・メッセージが解ければ犯人がわかる……そんな甘いことはないです。章題から、マザーグースを連想され
 た方……これもひっかけです。
  また、”すべての手がかり”の中に、解釈次第で解答が分かれるようなメッセージを含めるのは、おかしいとは
 思いませんか? 
  今回のダイイング・メッセージの真の解答は何か、それは想像にお任せします。被害者が最期に犯人をかばって、
 ”自分が犯人”だと言おうとした可能性もありますから。