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クリスマスプレゼント
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「そんな、いけませんよ。大事なお金をわたしなんかのために……」
「大事なお金だから、あなたのために使いたいんです。痴漢に感謝するのは、初めてですよ」
いつの間にかすっかり暗くなっていた。でも、わたしの気持ちは今までになく明るくなっていた。わたしは家の前で谷中さんの車を見送りながら、やっぱり、神様に感謝するべきだと思ったわ。
了
作品名:
クリスマスプレゼント
作家名:
マナーモード