小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
せき あゆみ
せき あゆみ
novelistID. 105
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ことばの雨が降ってくる

INDEX|5ページ/47ページ|

次のページ前のページ
 

*ビギナーズラック*



書くという作業は孤独です。
もちろん、書いているときは一人でもいいのですが、不安になることもありますよね。

わからないことを聞ける人がいるのも、心強いし。
仲間と切磋琢磨できるのはなによりうれしいこと。

最初はエッセイと童話を書いて、公募に出していました。
1年目は童話は全部ボツでしたが、エッセイの方が1作本に採用され、もう1作は最終選考まで残りました。

次の年、始めて応募した《ニッサン童話と絵本のグランプリ》の童話部門で、まさしくビギナーズラックで“えりちゃん”が佳作に入賞して、このときから、ワタクシの仲間づくりが始まりました。

ちょうどインターネットを始めた頃でしたので、入賞されたほかの方のホームページを探したのです。
するとまず、二人の方のサイトを見つけました。

でも、奥ゆかしいワタクシ(だれですか。そこでわらっているのは)のこと、なかなか掲示板に書き込むことができません。
そこで『キリ番ゲット』などという姑息な手段を用いることにしたのです。

はい、おかげさまで1年後には『キリ番の女王』といわれる腕前になっていました。

と、まあ、そんなこんなでたくさんの仲間と知り合い、目の前がぱあっと明るくなりました。

人を知ると気持ちも変わってきます。
たった一人で書いていると、投稿して自分が落ちたとき、ひねくれた気持ちになってしまうのです。
自分の作品の欠点を棚に上げて、自分のほうがいい作品なのに、審査員の見る目がないんだとか。

でも、知っている人だと、悔しい気持ちが逆に、『彼女もがんばったんだ。次は自分の番だ』と前向きになれるのです。

いつしか『受賞式で会いましょう』が合い言葉になって、どの公募に応募するのか、お互いに情報を交換しあってがんばりました。

数年たつうちに、本当にそれが実現してとてもうれしかったですね。