ことばの雨が降ってくる
*何かをするには『時』がある*
聖書かなにかの中に『沈黙するに時があり、語るに時がある』っていうような言葉があったと思いますが、確かにその通りで、人には何かをするに際して、『その時』があるんだな〜と実感しています。
ワタクシが『童話を書こう』と思ったのは、実は遙か遠い昔、10代のころのことでした。
ですが、実際に書き始めたのは、不惑の年を過ぎてからです。
よく忘れなかったものだと、自分でもあきれますが……。
中には、若いときから書ける方もいらっしゃれば、子どもができたのをきっかけに書き始める方も。
ワタクシはといえば、16歳のころに書きたいと思ったのに、結婚してからも、子どもが産まれてからも、いっこうに書けませんでした。
結局、書き始めたのは、子どもが大きくなって、手が離れてからです。
ワタクシにとって、まさしくそれが『その時』だったわけです。
ただ、そうなるまで、自分があきらめないことも重要ですよね。
ずっと、いつか童話を書くんだって、心の片隅でいつも思っていたのですから。
作品名:ことばの雨が降ってくる 作家名:せき あゆみ