ことばの雨が降ってくる
*推敲100回*
100回というのはもののたとえですが、文章は推敲を重ねて練れば練るほどよくなっていくので、おっくうがらずにがんばりましょうということです。
これはやはり大御所の先生から教えていただいたことです。
勢いで書いてしまうとその達成感から、直さなくてもいいと思ってしまうこともあります。
ですが、書き終えたら、少し時間をおいてから読み直して、推敲しましょう。(お、えらそう)
ぶっちゃけた話、推敲って面倒ですよね。(これが本音)
だからといって、やらないわけではありませんが。
ワタクシ、推敲しているうちに、どれがいいのかわからなくなってしまうのです。だめなヤツです。
先生は推敲が楽しいとおっしゃいます。
ワタクシなんぞがそう思えるようになるまで、100年かかるんだろうなぁ。
しかし、仲間のなかには『推敲の鬼』と異名をとる(というのはおおげさですが)人がいるのです。
彼女には脱帽です。
ある時、ある雑誌に作品が掲載されることになった彼女。
出版社から、もう一度原稿を送ってくれるようにいわれたとき、その原稿をさらに推敲していたので、採用されたものとちがってしまっていたそうです。
彼女らしい熱心さを語るエピソードとして、仲間内では語り草になっています。
彼女の爪の垢を煎じてのまないといけませんね。
作品名:ことばの雨が降ってくる 作家名:せき あゆみ