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握るだけで破れる皮膚に
僕にも似た愚かさを感じるんだ
舌でぬぐう心臓
たべたみたいにあかくなった

背中の爪痕からかなしみが零れ落ちてくる
傲慢さえ顔をのぞかす
もういいよと首をふるだけで
世界は僕を見捨てるんだ
腐敗していくのは僕
輝くのは世界


（ 嘘まみれの僕 ）

061113