詩まとめ
愛してました、貴方は要らない
恋焦がれてやがて、私は燃え尽きた
ひとひらの欠片も、涙も残さず総て
恋焦がれてやがて、私は壊れ果てた
うたかたの言葉も、歌も知らぬまま
私に貴方が必要でも
貴方には私は不必要だった
人って欲深いのものね
得たものに満足しないで
さらに上を求めて
無欲になってしまえば
お終いなのに
いつも私にばかりに突き刺さる
いつも私ばかりが失敗する
いつも私は認められないままで
いっそここから突き飛ばして
恐怖感ばかり与えるナイフをちらつかせて
私は怯えるだけの毎日を過ごしていた
いっそ刺し殺されてしまえば
私はやっと息を吐けるのに
何故それ以上を求めるの
私には無いものを求めるの
今日の安楽を知らぬまま
今日の幸せも知らぬまま
扉の向こうで「理解ってるじゃないか」と
私を嘲笑う悪魔が見える
もう止めて私の前から消えて
与える事に満足できない愚かさ
私は貴方を崇拝し、この身を捧げたのに
貴方は私を拒絶した
あまりにも終わりは残酷過ぎた
恋焦がれて、やがて私は瞳を閉じた
たまゆらの夢すら見れず闇に落ちて
恋焦がれて、やがて私は覚醒を迎えた
もう何も必要ではないと、高らかに歌おう
投稿日:2010-03-18