詩まとめ
嫉妬
ずるいなあ、と思うわけです
その人は多分、私より勉強も出来て
きっと私より細くて、美人で
綺麗な肌を持っていて、綺麗な髪を風に揺らして
ずるいなあ、と思うわけです
その人は綺麗に色を置いていって、
美しい絵をかいている
その人は綺麗な言葉を並べて
美しい字をかくのです
端的な詩から、極論を述べる考察文まで
ずるいなあ、と思うわけです
きっと、友達も多く人間関係に恵まれているのでしょう
だって私が努力してもその人には追いつけない訳だし
私の肌は荒れて髪も痛んでて、お世辞にも細いとは言えません
あの人みたいに綺麗な絵を描ける訳じゃない
あの人みたいに綺麗な文章を紡げる訳じゃない
ずるいなあ、と思うわけです
努力するのが苦手な私はいつも僻んでいます
美しくない私はいつも嫉妬に顔を歪ませて
なのに認められようと醜くあがいている
ずるいなあ、と思うわけです
ずるいなあ、と涙を流すわけです
作成日:2010-06-03