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秋涼いちる
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不見山
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その表情と言ったら! 底知れぬ瑪瑙の瞳には何が映じているのだろう。僕は酩酊に似た心持ちで彼女を眺めた。少女の曇りなき笑顔を。笑顔というには硬いかも知れぬ。口は結んでいるのに近い。目元だけで笑う。ほんの少し弛緩したというだけの表情。僕でなかったら気付かなかったろうと身勝手な自負がわき起こった。同時に疑義を抱く。かつて僕はこの表情を見たことがあったろうか。
木漏れ日の中を行く先に一際大きな光明が見えた。電車はもうじき森を抜ける。
作品名:
不見山
作家名:
秋涼いちる