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てっしゅう
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深淵 最上の愛 第四章

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「着物は一生モノよ。子供だって着られる。女だったら二、三着持ってないと恥ずかしいわよ」
「今はそんな時代じゃないよ。無理してくれなくても借りればいいから」
「お父さんに相談してみましょう。きっと、買ってやれって言うわよ」
「じゃあ、帰ってきたら話してみて」

母親が言ったとおり父は「買おう」と言ってくれた。結婚式にと残しておいたお金があるからそれで買えば良いとも話してくれた。絵美は戸村の親からの遺産の話をした。
「そうか、そんなに・・・出てくればそのお金で何か商売を始めたらどうだ?彼が就職することは無理だろうから」

父親にそう言われて、それも一つの選択肢だと絵美は考えた。