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こうして英語が喋れない二人のおばさんの珍道中は終わった。
旅の恥は掻き捨て！！
貴重な体験もたくさん出来た。
笑い話もたくさんあった。
あのロストバケージさえ、今となっては笑い話になった。

そういえばあの時、友人が励ましてくれたんだった。
「ドンマイ！！後になれば面白いエピソードになるから。」
と。
その通りだったね。

無事に日本に帰れたのが何とも不思議だった。
どこに何があって…、
見所は…、
お土産は…、
郷土料理は…、
国内旅行では必ず綿密に調べてから出発しているのに、今回はほとんど美月任せ。
私のカナダ旅行の初まりはそんないい加減なものだったが、、カナダの素晴らしい自然を私に印象付けてくれた美月に本当に感謝している。

美月は、
「ツアコンじゃないし、通訳もしてないよ」という。
そうそう。詳しい通訳じゃ決してなかったけれど、要所要所で適切な話や行動をしてくれた。そして、観光ツアーでは味わえない体験もたくさんさせてくれた美月。

ありがとう。


その美月は１年経った今もバンクーバーの生活を楽しんでいる。