カナダの自然に魅せられて ～トロントへ～
さあ、気持ちを切り替えて二人で頑張らなければp(^0^)q
[第一段階の目当て！ 空港に無事到着すること]
地下鉄は昼間だったからだろうか、よく空いていてすぐに座ることができた。
降りる駅は「キプリング」ここから各駅停車で１１駅目だ。充分に余裕があった。その間、駅の名前を聞き漏らさないように、看板表示を見逃さないように耳と目をしっかり働かせた。
しかし、駅名の発音はとても聞き取りにくく、え〜、こんな風に発音するんだと勉強にもなった。
途中、どこの駅かは忘れたが、ずいぶん停車していた駅があった。そこでは、もう地下鉄ではなく地上の線路になっていたが…。
多分、アナウンスがあったんだろうが、二人ともなぜこんなに長く停まっているのかわからなかった。
「どうしたんやろね」
と言いながらも、周りの乗客は平然として慌てた様子でもないので、多分大丈夫なんだろうねと話して、私たちも電車が動き出すのをじっと待った。
ずいぶん経って、やっと動き始めた。別に特急電車が来たのでもなし、向こうから行き違える電車が来たのでもなかったが…。
それからしばらくしてキプリング駅に着いた。
さあ、次は空港へ行くバスだ。
キプリング駅の１階までエレべーターで上がった。
バス乗り場は……とキョロキョロした。
乗客がたくさん向かっている方向を見るとバスが停まっていた。
「あそこかも知れへんよ。行ってみよう」
と、私たちはそこへ急いだ。
バス乗り場で、「Airport」の文字を探した。飛行機のマークも付いているからここだろうと列の後ろに並んだ。
まもなくバスが来た。
多分大丈夫だろうなと思いながら…。
揺れるバスの中で、大きな荷物を持ったおばさん二人がヨロヨロしながら立っていたから、親切なおじさんがここにおいでと手招きしてくれた。
カナダの人って優しい！
「サンキュー」
と言って、ありがたく隣に座らせてもらった。
バスは先にターミナル３に着いた。降りる人は少なかった。
次に目的地のターミナル１に着いた。全員降りた。私たちも降りた。
ここからはあまり記憶に残っていないのが不思議だ。
エア・カナダのカウンターを探して、手続きを済ませ、あまり時間がなかったので、すぐに搭乗口に向かった。
すでに搭乗案内が始まっていて、優先される人が案内されていた。
お腹はペコペコ。売店で食べものを買いたかったが、そうしていて乗り遅れるといけないので、グッと我慢した。
朝、トーストを食べただけだ＾＾；
作品名：カナダの自然に魅せられて ～トロントへ～ 作家名：ねむり姫