漢字一文字の旅 第一巻(第1編より第18編)
十八の二 【笛】
【笛】、「由」の上に「竹」冠。
この「由」は瓢箪の実が熟し、中が空っぽになった状態だとか。それに「竹」が乗り、【笛】となる。
トルコの山奥に、「Kuskoy」と言う村がある。
そこの人たちは「口笛族」と呼ばれている。なぜなら、すべての会話を鳥のように口笛をふいて行う。
たとえ二百メートル離れていても、ピーピーピーと。かなり難しい話しも、これでこなしてしまうらしい。
例えば、穀物相場が今日上がったとか下がったとか。あるいは「愛してます」を、ピーピピピーと。
しかし、こんな伝統言語、最近ケイタイ電話が普及して危機に瀕しているらしい。
それにしても、こんな話し…ホント?
眉唾ものだと思っていたが、「You Tube」にあった。
時間ある御仁は、御参考に。
http://www.youtube.com/watch?v=bQf38Ybo1IY
とにかく【笛】、「たて笛」、「よこ笛」、「ゆび笛」、そして「口笛」などがある。
そしてピーヒャララとふかれるものは、メロディーから言葉まで。いろいろあるものだ。
作品名:漢字一文字の旅 第一巻(第1編より第18編) 作家名:鮎風 遊