ときめくこころ
何も良いことはしていない
こんなに驚いたことはない
日の出が三十九分も遅いところから
あなたの声が
その可愛い声が届いた
笑顔がまざまざと
見えた気がした
かつて感動したと云いながら
何度もそんなことばを吐きながら
今から数分前に襲ってきた
絶大なる感動から想えば
それらの心の動きの
矮小さを想い知らされた
燦然と、希望が輝いている
眩いばかりの希望が
大きなきらめきが
今までに被ったものたちから
私を遠く解放してくれた
この大いなる癒しを
幸福を
誰彼となく分けてやりたいような
そんな優しい気持ちにしてくれた
あなたに感謝しています
何も良いことはしていないのに
幸福の味とは
このようなものだったのかと
噛みしめています
味わっています
ありがとう
日の出が三十九分も遅い土地のひとへ
ありがとう