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幽霊の足

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幽霊の足



 いやいやたまげた!驚いた!目が覚めたら同じ布団の中の隣でカミサンが死んでいた!俺はびっくりした。触ったらカミサン、冷たく硬くなっていた。死後硬直って云うんだな、あれは。硬くて冷たくて、もう、びっくりだぜ!
 で、俺は長屋から飛び出したよ。なにせ俺は臆病者なんだ。医者を呼ぶ余裕なんてありゃしない。勿論、お上に通報するなんてぇことは、到底できない。お上恐怖症だからね。
 とにかくあの長屋には戻ることもできないってぇわけさ。足は震えるし、心臓はバクバクだし、それに、腹がへってたんだよ。なんでまた、あんなときに腹がへってたのか、よくわからねえ。
 そんなわけで、いつものめし屋へ行ったんだ。そしたらもっとびっくりさ!死んだはずだよお富さん、なんて云ってらんないよ。その店に死んだ筈のカミサンが居て、酒くらってんだ。驚いたねえ。
「ゆ、幽霊だ!幽霊が酒飲んでる!」
作品名:幽霊の足 作家名:マナーモード