未来のプロフィール/他
遠い音楽
〜1番〜
[Aメロ]
右の耳に届いた科学の響き――聞こえる
両手で塞いでも聞こえてくる
[Bメロ]
左の耳は凍えるような静寂(サイレンス)――聞こえない
大地の歌が澄ましてみても聞こえてこない
[サビ]
こんな世界を未来と呼ぶの?
花のワルツ 草のトリオ
二度と響かない幻の音
こんな未来の出口は何処に?
虹のカノン 雨のポルカ
二度と届かない伝説の歌
そして悲しいのは…
見つからないことよりも気づかないこと
〜2番〜
[Aメロ]
いつのまにか歴史が選んだ英知(ソフィア)――教えて
何処まで走るのか貴方たちは
[Bメロ]
光の園へ辿り着けない迷路(ラビリンス)――抜け出せない
大地が夢を思い出すまで抜け出せはしない
[サビ]
こんな世界を未来と呼ぶの?
森のソナタ 川のマーチ
二度と響かないまほろばの音
こんな未来に出口はあるの?
雪のアリア 雲のフーガ
二度と届かないいにしえの歌
そして悲しいのは…
笑えないことじゃなくて泣けないこと
※作成年月日は『青い船』(←既に投稿)の完成から3日後。
そのためか、どことな〜く雰囲気が重なっている。
改めて読んでみると推敲が甘い。
サイレンスとラビリンスで韻を踏ませてるのだから
響きとソフィアの箇所でも韻を踏ませるべき。今の私なら、そうする。
作品名:未来のプロフィール/他 作家名:夏生由貴