司令官は名古屋嬢 第4話 『やっかいな存在』
《用語解説》
・『アント』(兵器)
元々は民間用の貨物機だが、大日本帝国連邦軍などが小型輸送機として運用している。無人操縦なので、中京都軍も何機か保有している。
6つの特殊ジェットエンジンがついており、このまま異次元空間への突入も可能。垂直離着陸もできる。武装は、旋回式レーザー機関砲2つのみ。
・『CROSS第一核兵器工場(旧福島第一原発)』(施設)
事故のせいで廃炉が決まっている原子力発電所。現在は、廃炉作業が進んでいる。半径30キロ圏内は、事故から30年が経過するまで立ち入り禁止となっている。
原子炉建屋だった建物の隣りには核兵器工場が建てられ、原子炉やプールから取り出した核燃料を利用した核兵器が製造されている。製造される核兵器は、核ミサイルやウラニウム砲弾やダーティボムなどである。垂直離着陸パッドから、完成した核兵器を輸出しており、758号世界の主要輸出品となっている。また、CROSS向けの核兵器も、ここでライセンス製造されている。
『日本戦線』による脅威にさらされているため、中京都軍が警備についている。
・『磐城』(計画)
旧福島第一原発で行なわれているプロジェクト。『核燃料や放射能汚染物質の処理に困らない』・『反自由主義者を殺すことができる』・『利益を補償のために使える』という一石三鳥のプロジェクトらしいが、最後の一つは電気料金の値上げで埋め合わせができており、実際はCROSSの儲けとなっている……。
・『武村』(人物)
プロジェクト『磐城』を担当しているCROSS隊員の男。階級は一等軍曹。
ジャンケンに負けたせいで、このプロジェクトの担当になったらしい……。
・『311』(出来事)
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故をまとめてこう呼んで
いる。
・『日本戦線』(軍隊)
反CROSSの勢力が結集した武装勢力。元々は、自衛隊の残党勢力だったが、CROSSに反感を覚える民間人が次々に参加し、中京都軍に匹敵する軍事力を誇っている統一組織。中京都軍のメインの敵。
彼らは、自分たちは「愛国者の集まり」だとしているが、CROSSは、彼らは「テロリスト」だとしている。そして、CROSSは、「テロとの戦い」だとして、彼らの駆除(殲滅)に取り組んでいる。
作品名:司令官は名古屋嬢 第4話 『やっかいな存在』 作家名:やまさん