詩集 『サナギ』
「スノードロップ」
君の気持ちは 僕にはよくわからない
見上げたベランダで 笑う君
温かな気持ちは 今日も空で光って
優しい君の 髪を撫でていた
何故だろうこんなにも
空は晴れ渡っているのに
すっきりしない
君の手を握って どこか遠くへ行ってみよう
それだけ満たされる 僕はきっと単純だ
何にもない 顔してるけど実際は
嬉しくて 堪らないんだ
抱きしめたい 許されないよな？
僕の気持ちは 君にはわからないよ
どれだけ 君を想っているかって
届かない気持ちは 夜空の月の
ようにさみしく 心の外で光った
一緒に歩く 話笑う
そんな当たり前のことで
僕はねえ...
素直に君が好きで でも消えるのが怖くて
言い出せない 自分自身が 嫌いで仕方ない
終りが来るなら 今すぐにでも来てくれよ
でもさ 君が居なくなったら
僕はとても 悲しむだろうな...