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ゆけ!国民レンジャーよ!

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 その時まではブルーさんは元気でした。現在の日本の現状にとても怒っていました。そして僕も「そうですよね!100パー党は許せません!」と続いて怒ったら、「怒り方にオリジナリティーがない」とか「もっと別の表現で怒りを表してほしい」だのと文句を言われ、口喧嘩になったりもしました。
 だから僕の怒りは相手を説得するやり方に変わったのです。それがカッコイ議事堂で功を奏し、たくさんの100パー党を改心させることができました。
 そしてここで皆さんが一番気になっていることは何か。もちろん、僕の最後の使命です。
 僕は100パー党が日本中の桜に塗っていった「カラシ」を一本一本取っていくつもりです。日本の桜が元気に咲く日はまだ遠い。本当の春はまだやってきていないのです。
 僕はこれから南は沖縄から北は北海道まで、カラシを取る作業を始めていくつもりです。もしどこかで僕を見たら「がんばってね」と温かい声援を送ってほしい。もちろん、中にはまだ100パー党を信じている人もいて、罵声を浴びせられることもあるだろうけど。
 さあ、では出発しましょうか。これから長い旅が始まります。
 あ、ところでピンクさんはどうなったか気になる方いらっしゃいますか?彼女は日本に残るそうです。ふるさとのエジプトには「海外旅行」という感覚で出かけていけばいいと言っていました。
 ちなみにリーダーのレッドさんとイエローさんは恋人募集中です。最近二人の中に、ピンクさんに対する淡い感情が芽生えているとかいないとか。
 え?僕ですか?僕の恋人は桜です。桜が咲いていれば、それだけで僕は心が満たされます。というのは嘘なので、誰かいい人見つからないかなあと実は思っていたりします。すいません、恥ずかしいのでつい嘘をついてしまいました。
 ではでは皆さん、またどこかでお会いしましょう。
 いつかまた日本の桜が枯れた時には、誰かれともなく集まって正義の戦隊国民レンジャーを結成するでしょう。
 それでは最後にメンバーから一言ずつ皆さんに伝言です。
「リーダーのレッドだ。みんな!元気だせよ!」
「イエローっす!日本の特攻はおれっちにまかせてくれよ!」
「エジプトピンクデス。イッカイハッピャクエンヨ!」
 そして亡くなったブルーさんから。
「ワシのように、死んだ時後悔せずに生きろよ!」
「いいお花見ができるようがんばります!グリーンでした!」