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チャーリー&ティミー
チャーリー&ティミー
novelistID. 28694
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狐鋼色の思い出 真梨子編第3話更新

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「おはよう真梨子 今日も元気ね」
後ろから声をかけられる
「ん?奈美か〜おはよう」
「おとといの試合は凄かったね!」
おとといの地区リーグ戦わたしと名門校の藤井が対戦したっけ
1−3で勝ったっけ
「そうかなぁあれでも普通にやったつもりなんだけど」
「何言ってんのよ!あの藤井のサーブを打ち返せるなんてあんたぐらいなもんよ」
「アハハハハ」
電車に乗って駅に着く
「でさぁ……」


新しい教室に入る
まだ一人も人は来ていなかった
「ふぁ〜ぁ眠い」
バックの中から「機械工学初級」をだして……
「ふむふむ」


ガラガラガラ
教室内は新しいクラスメイトで満ちる
本をしまって奈美と話でもしよう
そう思って立ち上がった
そのときだった
「……あ」
先日の彼女だった
彼女もこちらを見ている
見ると右手に包帯を巻いている
どうしたんだろ?
「奈美 あの子なんて子?」
「北野エリよ 成績は中の上 運動神経は抜群ね まぁさすがに若干14歳にして高校生の記録を塗り替えたあんたにはかなわないわね」
ふ〜んそうなんだ
お礼になんかしなきゃね!
「ありがと そうだ!お弁当多く作ってきたから昼休み一緒に食べよっか」
「おっいいねぇ 真梨子の弁当は完璧にマニュアルに従って出来ているから絶対にまずくないのよね」
……はぁ 頭の中になぜかマニュアルがあるのよね
それに従って作ってしまう私もだけど
やっぱり男子とか隠し味に弱いんだろうなぁ
「ハハ〜ン 真梨子 恋してんでしょ?」
「そ、そんな事無いよ」
とっさに嘘をついた
「うそだ〜 最近風紀委員長の島崎と仲いいじゃん」 
バレてる
「み、乱とはその…幼馴染だし…大体あんな軍事オタクに恋する……女子いるわけ無いじゃん」
自分でも驚くほど下手な言い訳(笑)
「まぁ毎日あんだけ夫婦喧嘩やにゃどっかの馬鹿でも気づくわな」
「言いすぎだって乱とは……」
「おっ。彼氏登場のようですけど〜」
教室のドアの前に乱が・・・・・・
って言うか誰があいつの彼女よ
「よっ!奈美ちゃん!」
「乱君おはよー」
この軟派野郎・・・・・・
ちゃっかり奈美の胸元見てんじゃないわよ
「おっハニー。今日もご機嫌いかがですか?」
・・・・・・
「おやおやどういたしました?姫君よ。そんな顔をなさって・・・・・・」
「お前のせいじゃー!!!!!」
アッパー!!!
「ぐはぁ!」
悪は成敗する
それが正義の味方なのだ
こいつが風紀を乱す風紀委員島崎乱(しまざき みだれ)
風紀の乱とはこいつのことを言ったものだ
「毎回思うけどあんたって何でこう、風紀委員らしくない風紀を乱す行為に走るかしらねぇ?」
乱は頬をさすり、
「それはもちろん君の気を引くため……拳を上げないでくれ。危ないから。」
「知ったこっちゃないわよ!」
バシン!
べチン!!
ズバン!!!
「ひたひひょふぁりこ(痛いよ真梨子)ひぇもひみかえふえむふれひをほほふなら(でも君がSMプレイを望むなら)」
やめよう
周りの視線がとても痛い
(また始まったぜ。夫婦喧嘩)
(すっげーボコデレっぷりだよな井上さん)
(島崎大丈夫か?あれどう見たって鼻の骨……)
ギロリ
(……)
(ひゅっひゅ〜♪)
(マジンガ〜ゼット!!)
最後のが気になるがまぁいい
「で!何の用よ?!」
「君をデートに誘いに、浜辺で君に……」
いやだ!
今日は機嫌が悪い
「却下!今日は忙しいの!また今度ね!」
(今度はツンデレだぜ!)
(すげー!まじすげー!)
(あぁ島崎哀れ……)
ギロリ
(((ヒッーーーーーーーー)))