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チャーリー&ティミー
チャーリー&ティミー
novelistID. 28694
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狐鋼色の思い出 真梨子編第3話更新

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「ただいま・・・・・・」
「お帰り?今日はカレーだけど良いか?」
「うん……」
「どうした? 暗いぞ?」
「実は……」
私は古谷さんに話す
今日あったあるがままを
機械人形
パワードスーツで戦ったこと
何とか倒したこと
女の子に見られたこと
その女の子が……キツネだったこと
「化けギツネなんて物語の中だけだとずっと思っていたわ でも今なら信じられるの」
確かにあの子はキツネだった
「うん まず君の存在自体も社会から見ればSFだもんな」
……いやいや
「……あんなパワードスーツ作った本人が言うこと?」
あんな武器付けてくれたおかげで周りの壁が割れてしまったわ
「パワードスーツはアメリカでも採用されてるぞ」
……へ?
「……知らなかった」
そんなことはどうでもいいの
「古谷さん 私やっぱり怪物なの?」
そのとき古谷さんはとても悲しそうな目をしていた
「そんな事……あるわけ無いだろ……」
「……」
「君は僕の大切な同居人だ」
「ありがと……もう寝るね」
「寝る前にカレーを食え」
「おいしいな……」
無機質な目は変わらず「機械人形だが・・・・・・」
唐突に言葉を切った古谷さん
「送り出したのはたぶん灰原だろう」
灰原?
それどちらさん?
「灰原は僕の同期で・・・・・・蒼さんと希さんの生徒だ。灰原財団の現当主。」
えっ古谷さんと同じような人?
どういうこと?
灰原財団なら知っている。
世界的に有名な軍事財団
「君を硫酸に突き落としたのは灰原だ。今まで事故と偽っていてすまない」
・・・・・・え?どういうこと?
意味が分からない
「おそらくだが・・・・・・君を狙っていてその理由が君がサイボーグであることだ」
「ちょっと待って、つまりそいつはあたしがサイボーグだから?それどんな理由?」
なぜあたしが狙われなきゃいけない
「それは・・・・・・君が歴史上最初のサイボーグだから・・・・・・いや……」
理由になって(ry
今日はいつも以上に疲れたからどうでもいいや
ぽつぽつと話す古谷さんは最後にこう締めくくった
「でも、今まで道理に暮らしていても問題ない・・・・・・と思う少しでもオートマチックでパワードスーツを使えるように僕もがんばるからさ」
そのたくましい言葉に安心したかのようにおなかがなる
「アハハハハハハハ、ほら食え。さめるぞ!」
「そうだね。アハハハハハ、腹が減っては戦もできぬ・・・・・・いただきま?す!」
がつがつと食い始めるのだった
気づいたら雨は止み星空が見えていた