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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・弐】お祭り神社

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「ついでだからお前等も今日は一日自由にしたら?」
坂田が摩訶不思議服集団を見て言う
「僕等も?」
矜羯羅が聞き返す
「そ!! なんたって今日は本祭りだし? いいじゃんいいじゃん!!」
南が笑いながら言った
「自由…ですか…」
乾闥婆がボソッと言うと迦楼羅が無言で乾闥婆を見上げた
「たまにはいいんじゃないですか? 矜羯羅様、制多迦様」
慧喜が悠助と手を繋いだまま矜羯羅と制多迦に言う
「ヨシ! 決定! …じゃぁまずはその目立つ格好…なんとかしょっか」
南が摩訶不思議服集団の格好を見て言った

「着替えだな」
坂田が言う
「着替えだね」
南も言う
「乾闥婆は南と背格好近いから南の服だな~…鳥類は悠ので…制多迦と矜羯羅…そして阿修羅は俺の…か坂田のか」
京助が摩訶不思議服な面々を見て言った
「じゃぁ…」
坂田と南と京助が誰に誰の服を貸すかでやいのやいのしている
「俺は?」
中島が聞く
「お前はヨシコちゃん任せられただろ? しっかりやれ~…じゃぁタカちゃんと…」
南がお前はお呼びじゃないわよ的に中島に言う
「ホレ…ヨシコ」
阿修羅がヨシコの手を掴んだ
「え…?」
ヨシコがきょとんとした顔で阿修羅を見る
「っつうワケで…でっかいの」
そして阿修羅が今度は中島の手を掴んだ
「へ?」
中島もきょとんとした顔をする
「仲良くなッ」
阿修羅が中島の手にヨシコの手を握らせた
「はっ!?;」
中島とヨシコが揃って声を上げると阿修羅がヒラヒラ手を振って京助の後ろを歩き始めた
「30分くらい後にまたココでな~!!」
南が乾闥婆をつれて、京助が阿修羅と迦楼羅をつれて、坂田が矜羯羅と制多迦をつれて散っていった
「ここでな~…って…」
取り残された中島が呟く