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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回】お祭りマンボゥ

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「なんですか?」
そしてやってくるなり阿修羅に必殺チョップを笑顔で放った
「相変わらずイイ切れ味の…; で…とどめはかるらんっと」
乾闥婆にチョップされた頭をさすりながら阿修羅が迦楼羅を見る
「んはいらんといっているだろうがッ!!; たわけッ!!;」
「むやみに炎を出さないでください」
迦楼羅が怒鳴ると小さく炎が出て乾闥婆が笑顔で迦楼羅の前髪を引っ張った

「じゃ…いくよ?」
矜羯羅がスッと左手を前に出した
「いいですよ」
乾闥婆が一歩足を下げる
「は~ぃ残りのは下がって下がって~」
阿修羅が3馬鹿の背中を押して迦楼羅、乾闥婆、矜羯羅から離れる
「しっかし…よく思いつくよなァ; 頭いいんだなお前」
中島が阿修羅に言う
「だ~か~ら~; オライは一応ヨシコの教育係で…」

パチン

言いかけた阿修羅の言葉が矜羯羅の指をはじく音で止まり先程と同じように物凄い強風が巻き起こった
「何とかならねぇのかこの風ッ!!;」
阿修羅と制多迦に守られながら京助が言った
「結界の中は空間が違うから仕方ないんだわな~;」
慣れているのか阿修羅が笑いながら答える
「いでっ; 今なんか固いの当たったッ!!;」
坂田が頭をさすっている
乾闥婆が手首の布を解いて地面を蹴り飛び上がった
「…っといっけね; 忘れてたわ…タカちゃんここ任せていいか?」
阿修羅が制多迦を見て言う
「…ッケ」
制多迦が親指を立ててヘラリ笑うと阿修羅が迦楼羅の元に駆けて行く
「…くから離れないようにね」
そう言うと制多迦が指で宙に何かを書き始めた
「何…;」
強風に踏ん張りながら3馬鹿と京助、緊那羅と悠助が制多迦に注目すると制多迦がなぞった宙から光が生まれた
「おおおお!!;」
3馬鹿と京助が声を上げる
「…んがらみたく上手く張れないんだけどね;」
その光が一同を包むとソコだけ風が止んだ
「充分すげぇ…タカちゃん;」
中島が自分を包んでいる光に手を伸ばしながら言う
「慣れた慣れたと思ってても…こう次から次にビックリショーが展開するとやっぱドッキリするよねぇ; いくら俺等でも」
南が苦笑いで言う