趣味人の恋 1 (1~4章)
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僕はそれまでに一度、頻繁に伝言のやり取りをしていた人が退会して、其れまで自分の伝言板や日記のコメントが、退会と同時に消え去ったことを経験していた・・
ショックだった・・
その人物の言葉も、僕自身がその人にかけた言葉も一瞬にして消えた・・・
それはあたかも、元々存在していなかったことのように、きれいさっぱり消える・・
その人は1週間余りでHNを変えて復活したが、キリさんは・・
翌日、モカ2さんとラベンダーの香りさんに、キリさんのことで伝言のやり取りをした。
「ひょっとしたら、僕が【キリさんの自称・広報担当】やなんて、
はしゃいだから、キリさん、重荷になったんかも知れんなぁ・・」
モカ2さん「そんなことはないでしょう!でも、惜しいねぇ~~、あんな味のある日記、なかなか他には無かったしね・・
ま、また面白い日記見つけたら知らせてね」
ラベンダーの香りさん「決してえい吉さんのせいではないですよ。何か事情が御有りだったのでしょう。
また何時か戻ってこられますよ(^_-)-☆」
僕の毎朝の日課だった【キリさん詣出】は終わった・・
まだこのようなSNSの世界に慣れていない2月の中頃のことであった。
【キリさん詣出】の無くなった分?【喫茶・ラベンダーの香りさん】には足繁く通った。
その頃から僕は彼女のことを
『香りさん』と呼ぶようになった♪(#^.^#)
喫茶店に通うガラの悪い関西弁の常連客とママの【設定】はそのままだったが、時々『香りさん』と、設定を越えて話しかけた♪(*^^)v
少し、『意識』し始めていたのかも知れない♪
(^_-)-☆
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作品名:趣味人の恋 1 (1~4章) 作家名:ef (エフ)