古都・純情物語 6 (17~最終章)
チラチラと雪が舞い始めた・・
「うあ~♪(*^_^*)雪やぁ~♪
【ホワイトクリスマス】やわぁ~♪(#^.^#)」
瑛子はそう言ってはしゃいだが、ノーマルタイヤの優一は
スッリプし気味の路面に気を取られ、それどころでは
なかった!\(◎o◎)/!・・・
標高1000m無い比叡山ではあったが、山頂の展望台付近に近付くにつれ、雪の勢いは吹雪に近いものになった。
流石の瑛子も、事の重大さに気付いた・・
「優ちゃん、大丈夫?^^;・・・・・・」
「大丈夫・・・・・・・多分(;一_一)・・・ヒッシヤネン!」
超低速で、やっとのことで展望台の駐車場に辿り着いた。
まさかこんな雪の日に、比叡山の頂上に上がるなんて、
自分達位だろうと思っていた二人は、
展望台近くの駐車場がほぼ満車状態だったことに驚いた!
皆、男女のカップルと思しき車ばかりだった♪(#^.^#)
中には早くも?全てのウインドウガラスが真っ白に曇り、
心なしか?上下左右に揺れている車も何台か?(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
優一達が着いた頃、丁度吹雪も収まって、
雲の切れ間から白い月がのぞき照らした♪
山頂から見下ろす都大路は、白い光に縁取られた
碁盤の目のようで美しかった♪
山頂から見下ろす都大路は、白い光に縁取られた
碁盤の目のようで美しかった♪
「わあ~、きれ~い♪(#^.^#)優ちゃん、ホラ、市電が♪」
瑛子の指さす先で、市電のパンタグラフが
青白くスパークする♪
「ホンマやな♪(^。^)y-.。o○瑛子ちゃん、きれいやな♪」
ほんの3m程離れたカップルが抱き合ってキスをしている♪
それに触発されたのか?さらに向こう側のカップルも♪
(^_-)-☆
(#^.^#)(=^・^=)
「瑛子ちゃん♪・・・・」 「優ちゃん♪・・・・」
優一が瑛子の肩を抱き寄せ、そっと唇を重ねる♪
すっかり冷たくなった互いの頬を感じながら♪
優一は瑛子の正面に向き直り、強く抱きしめて
再び口づけをした♪
瑛子の両手も優一の背中に回り・・♪
何度も顔の向きをかえ、激しく口づけする♪
「瑛子ちゃん、もう大阪に帰らなアカンな?・・」
「・・・今日は・・・帰らへん♪・・・(#^.^#)・・・お母ちゃんには
明日帰ることになってるもん♪^^;・・」
「瑛子ちゃん、ひょっとして・・・(^_^.)・・・」
二人は再び唇を合わせた♪
もう互いの震えも感じなかった♪
この時間がずっと続けばと願った♪
けれど・・・
この二人がこの後どうなったか・・
誰も知る由がない♪(^_-)-☆
完
作品名:古都・純情物語 6 (17~最終章) 作家名:ef (エフ)