らくがき
桜の夜(桜の宵)
君が観たいと言うから
夜の街を歩いた
名もない公園には人気もなく
宴の後のごみが残されていた
盛りを過ぎた桜の花
暗い街灯に浮かぶ
君は強く腕を絡ませて
綺麗ねと言った
少し寒いねと言って
僕の眼を見るから
誰も見ていないのを確かめて
甘い薫りの残る君を抱きしめた
桜は今年もあたりまえに
咲き誇り散ってゆく
はらはらと舞う花びらを見て
君は涙を流したね
君の幸せを望むなら
もう逢わない方が良いのだけど
悲しむ君を見たくないから
また見れると良いねという君に
僕は頷いてしまう
※歌にしようと思った。
こういうの好きじゃないんだけど。
宵(よい)って読めない人多いよね。たぶん。
2015.04.04
<桜の夜(桜の宵)>