つぶやき詩集 (2)
嫁ぐ君へ
一杯の珈琲の出逢いから
もう4年も経つのか・・・・
21の君を観たとき
その素直な笑顔に見とれた
だけど、まともに見られない俺は
珈琲に写りこんだ、君に精一杯だった
いつかは撮ろう
いつかは撮りたいと
1年の月日を数えた
それまでの間は
君を知る時間だったのだろうか
信頼という言葉が
馴染んむのを待っていたのだろうか
君はお気に入りの浴衣を
見せてくれた
そして、あの素直な笑顔を
見せてくれた
撮影中、君の表情に
惚れこんでいる自分を感じた
あどけなさの中に観える一人の女
何処を切っても女を意識していた
そして、色んな話をした
色んな悩みも聞いた
たった4年だが
されど4年に思えていた
名古屋のお父さんと
呼ばれた時
照れくさいようで
ちょっと淋しいかった
そして明日
君は花嫁になる
さて、あの笑顔は健在だろうか
それとも、もっと素晴らしい
笑顔を見せてくれるだろうか
もう一度、君にレンズを向けよう
そして撮ろう
昨日までの君と
明日からの君を・・・・・
作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬