つぶやき詩集 (2)
休みのひととき
寝る前から考えていた
明日は休みになったんだ!
何をしよう
どこかへ行こうか・・・
何処にも出かけないか・・・
そんなことを思いながら
熟睡してしまった
10時の目覚めは爽快だった
二日前に仕込んだホワイトシチューを温める
肉や野菜がゴロゴロ
チン!は嫌い
やっぱ鍋でコトコトがいい
その間にシャワーを浴びて
オハヨーのメールを打つ
返信を待つ間に
シチューを器にあける
チョット硬くなったパンを
ちぎってシチューに放り込む
ジワジワ沁みるシチューに
幸せを感じていると
更にハッピーメールの返信
ホホー!こんな時間もいいなあ
決めた!今日は一人で居よう
メールを返しながら
シチューの沁みたパンを頬張る
君の時間と俺の時間を
メールがコラボしてくれる
便利なもんだね
君の今居るところは
俺の育った街だよ
お堀の淵の桜は紅葉しているか?
まだみたい
そうか、まだか・・・・
古本屋街を散策してみたら?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう何年帰ってないの?
そろそろ9年かなあ
メールなはずなのに、君の声で聴こえる
そんなメールを楽しんでいる
こんな時間が贅沢に感じる
何にも予定がない一日が
贅沢に思える
休みのひととき
作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬