つぶやき詩集 (2)
夏の終わりのエトセトラ
夏の終わりのエトセトラ
残暑お見舞い申上げます
晩夏の海辺、まばらな人影
さざ波、砂浜、海の家
そろそろ店仕舞い
焼けた素肌に渚の風が心地よい
夕陽はシルエットのサーファー
ウィンドサーフィンの帆をロマンチックに映す
もう沈んでしまうのかい?
波音を聴きに来るカップル
足下に気をつけて
その影が寄り添う時間
誰も邪魔はできない
波間の語らいが秋へのぬくもりを約束する
そんな夏の終わりのエトセトラ
作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬