こんな気持ち
翌朝メールを見ると、な、なんとびっくり!
京ちゃんからのメールには「もう申し込みしたよ!」と書かれてあった。
自分の目を疑った!
ほんとに申し込んでくれたんだぁ……と思いながらも半信半疑だった。
信じられないものを見るように、何度もメールを眺めた。
その後のメールでもその件を確認したら、あとは料金を払うだけだと言う。
ほんとなんだぁ〜と納得した。嬉しかった。
それから数日後、料金を払った後に連絡があり、次に逢う時にバスの乗り場の案内やパンフを手渡してくれることになった。
私が行きたかったのは、「ハイジの村」という、アニメの主人公が元になっている一種のテーマパークだった。
たまたま時期も重なり、イルミネーションがとっても綺麗な所のようだったし、バスツアーで、私も京ちゃんもそれぞれが近くのバス停から乗車も出来るので、大変都合が良かった。
そこら辺も、京ちゃんは気に入ってくれたみたいだった。
その日が楽しみで、毎日ふたりでカウントダウンをした。
そしていよいよ、待ちに待ったその日がやって来た。