こんな気持ち
プロフィールを見る限りは、好感が持てる人に思えた。
しかし、私の答えはこうだった。
「ご連絡ありがとうございます。
でも、ちょっと考えさせてください」
その時の私は、システムの都合上、まだオリジナルの返信メールが送れる環境ではなかった。
だから、あえて定型文のメールでこう返事をした。
すると少しして、またその人からメールが来た。
「先日、送ったメールに対して“ちょっと考えさせて”の返事だったんですが、その後、どうでしょうか。
一度お会いして、楽しく話したいなぁと思っています。
でもその前に、気に入ってもらわないと無理ですよね。
もし良ければ、メール交換から始めませんか。
あなたの事が気になって仕方ないんです。
よろしくお願いします」
私はその人の熱心さが嬉しかった。
でも、返信ができない。
気持ちを伝える返事を、出したくても出せない状態の私に、再びその人からメールが来た。
「先日、メールしました京ちゃんです。
あなたからのメール待っているんですが
今一歩、踏み込めませんでしょうか。
僕もひとりでチョイ寂しいんです。
あなたとなら、僕とのお互いの寂しさを解消できそう。
さあ、一度メール交換しましょうよ。
真剣に待っているんですよ。
あなただけですよ、3回もメールしたの。
僕の真剣さ、判っていただけませんか。
あなたからのメール待ってますよ。
では、おやすみなさい。 京ちゃんです」