こんな気持ち
彼と初めて出会ったのは、出会い系とはちょっと違う
真剣にパートナーを探すサイトだった。
私にとっての、本当の「運命の人」に出逢うため、勇気を出して初めてそういう所に登録はしたものの、どうしたらいいのかわからない。そんな状態からのスタートだった。
まず自分のプロフィールを作った。
〜プロフィール〜
山口県の出身で、現在は神奈川県Y市在住です。
結婚に失敗し、自宅と会社の往復だけという、寂しいひとり暮らしの毎日を過ごしておりましたが、2ヶ月前に恋をし、そして最近失恋しました。
この歳で失恋をすると、思っていた以上にこたえます。
あまりの寂しさに、これまで諦めていた人生をもう一度だけ、チャレンジしてみたくなりました。
残りの人生を、共に楽しく歩いてくれる人を求めています。
こんな歳になっても甘えたい私なので、娘からは
「夢見る夢子」と、よく言われています。
どうかこんな私ですが、宜しくお願い致します。
プロフィールを作り終わると、ずいぶん迷った末、写真もアップした。
あまり写真うつりには自信がないけれど、やはりないよりはあったほうが良いと思えた。
自分のお気に入りのタイプを登録すると、それに当てはまる人が選ばれて表示された。
しばらく、何となくそんな人たちのプロフィールを眺めていた。
と同時に、色んな人が私のページを訪れてくる。
そんな毎日だった。
ある日、メールが来た。