つぶやき詩集 (1)
薫る季節の香り
かおりって・・・・・なんだろう
珈琲の香り
焼き畑の香り
水の香り
雑木林の香り
風の香り
人の香り
髪の香り
君の香り
それはほろ苦い
涙の香り
それは甘酸っぱい
コロンの香り
香りは記憶に残って
時折、香ってきて
俺を悩ませる
この香りを消すには
より強い香りを覚えなけれはならないのか
でもそれはその場だけの事
かおり、香り、薫り、そしてまた馨る
かおりに記憶を呼び覚まされる
感触、体感、肌の温もり、そのかおり
味、感覚、君の声、吐息のかおり
思えば思うほど、記憶が甦る
人恋しくなる季節
秋はいろんな記憶を呼び覚ます
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬