つぶやき詩集 (1)
夏祭り
知らない街をぶらぶらと
何か珍しい物はないかと目を凝らす
なんだ、マンホールか
あれは、破れたポスターこっちは綺麗な花壇だ
見知らぬ街で見知らぬ人と出会う
チョット道を尋ねてみた親切な笑顔と優しい言葉
その止まってくれた時間に感謝
その佇んだ笑顔に感激
思えば?と、この街に来た理由を探すが
今はどうでも良くなっている
見知らぬ街で見慣れた
お祭りが開かれていて
町外れまで賑わっている
ああ、あの夏のお祭りを思い出す
なんだかそわそわしてた俺
お祭りは逃げていかないわよ、
そんな声が聞こえてくる
見知らぬ街のお祭りを楽しんだ
あの綿菓子は何故落ちてしまったのか
思い出せない
あのよーよーが何故割れたのか
思い出せない
あの夏祭りを思い出せない
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬