仕事伝説 ―コンビ誕生!!―
伝説の仕事屋となるには、まだまだ程遠い。
のんきにいびきをかき、昼寝している男がいる。
イリスはそんな男――ディークを見下ろす。
「結局、今回は私、怒られてばっかりだったわね」
声をかけても、ディークは起きない。爆睡である。
「良いわ。すぐ、貴方を越してやるんだから」
イリスは微笑み、家の外へ出た。次の仕事を探してこなければ。
「きりきり働いてもらうわよ、ディーク」
ディークは、それでも気持ち良さそうに眠っていた。
彼が伝説になれたかどうか。
それは、あなた方の評価にお任せするとしよう。
終わり
作品名:仕事伝説 ―コンビ誕生!!― 作家名:竹端 佑