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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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頑張らない介護

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親父
『風邪でもひいたかい?季節の変わり目は気をつけんと。
おい、テッシ(ティッシュペーパーのこと)もってきて
おあげ。』

担当者
『はい?・・・い・・・いえ、
    風邪などひいてはいませんが。』

親父
『ああ、そうかい。それならいいが。
なんだ、ハンカチでおさえてたから鼻でも出るんかと。』

担当者
『あっ・・・・ごめんなさい。・・・失礼しました。』

親父は急ににこやかに、
『あはは、なにを謝ることじゃあない。
      変な人だねあんた。あはは。』

担当者
『・・・・・・・・。』

担当者
『御父様は、今、なんというか、
      何か匂ったりしませんか?』


俺と妻は、つい、ぷっと吹き出してしまった。


親父
『なにい?なんだあ?何がおかしいんだあ?
お父ちゃん、おならなんかしてないぞう。』

もう、俺と妻は我慢できずに笑ってしまった。

親父
『なんだ、なんだあ。おいおい、ほんとにしてないって。
臭いんなら窓あけろ。』


担当者
『あっ、いいえ、あの、そういう意味じゃなくて、
 あっ、いや・・・・・。』


・・・・・・・しどろもどろ。



『とりあいず、空気の入れ替えしましょう。』

と言って、窓を開けた。



作品名:頑張らない介護 作家名:★風神雷神☆彡