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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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頑張らない介護

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親父
「俺もなあ、かっこつけたこと言ってたけど
初めてだったんだ。」

(まあ、ずいぶん素直なことで・・・俺が19の時に
    おめえはまだ童貞かってからかったくせに。。。)


親父
「熱海に遊びに行って海岸で逢い引きしてたら、
グレた野郎っこにからまれてなあ・・・・・。」


(熱海ってのがなかなか、時代を表してんなあ・・・。
             寛一&お宮の世界だあねえ。
  グレた野郎って・・・
      あんたも充分にグレていらっしゃったと
                 思いますけど・・・)


俺:
「あっ、聞いた聞いた。何度も聞いたよそれ。
全員ノックアウトして警察に世話になったんだろ?」


(この武勇伝。子供の頃から何十回聞いたことか・・・
             ボケてからも自慢話しかよ。)


親父:
「とんでもねえよ、相手は4人。
俺は殺されちまうかと思ってびびったぜ。
でもなあ、ふみ子がいたからなあ・・・・・。
近くの棒っ切れ拾ってさんざん振り回してなあ、
必死こいたぜ。
そしたら、運よく近所の人が通報しておまわりがきてなあ。
命拾いしたよ。」


(え!?・・・武勇伝は嘘だったんすね。
いや、でも、それはそれでカッケーぜ親父!
惚れた女のために戦ったんだろ。
おふくろのために4人相手に棒っ切れ振り回してさあ。
だから、おふくろは親父に惚れたんだよ。
だから、俺がこの世にいるわけだ。。。
カッケーよ親父!見直したぜい!)

作品名:頑張らない介護 作家名:★風神雷神☆彡