紫陽花の花
「カタツムリさん。ごめんなさい」
踏み潰してしまったカタツムリには非常に申し訳ないが、手を合わせてぺこっと頭を下げる娘を見て、つい嬉しくなってしまった。
幼いながらも生命の重さを娘なりに認識してくれている。
親としては、その事を誇らしく思う。
このまま成長しても、どうかその気持ちを忘れず大切に持っていて欲しいものだ。
そしていいお嫁さんに・・・うぅっ。
「さぁ、帰ろっか」
「うんっ」
娘の溢れんばかりの眩しい笑顔を見て、なんだか幸せを感じてしまった。
家に帰ったら、妻にこの話をしてやろう。
雨上がりの帰り道、陽に照らされた紫陽花の花が綺麗に輝いていた。
踏み潰してしまったカタツムリには非常に申し訳ないが、手を合わせてぺこっと頭を下げる娘を見て、つい嬉しくなってしまった。
幼いながらも生命の重さを娘なりに認識してくれている。
親としては、その事を誇らしく思う。
このまま成長しても、どうかその気持ちを忘れず大切に持っていて欲しいものだ。
そしていいお嫁さんに・・・うぅっ。
「さぁ、帰ろっか」
「うんっ」
娘の溢れんばかりの眩しい笑顔を見て、なんだか幸せを感じてしまった。
家に帰ったら、妻にこの話をしてやろう。
雨上がりの帰り道、陽に照らされた紫陽花の花が綺麗に輝いていた。