小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
★風神雷神☆彡
★風神雷神☆彡
novelistID. 29402
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ハアちゃんはご近所の星☆

INDEX|8ページ/46ページ|

次のページ前のページ
 


夜は玄関先につないでいたが、
ピーピーうるさいので部屋に入れてやった。

おふくろの遺影をみつめて、目を細め耳を垂れて、
尻尾をクルンクルン回すハア。

『なんだお前。俺の母ちゃん見えるのか?
母ちゃんに撫でてもらってんのか?』

と、俺は言った。

親父は、

『見えるのか?そこにいるのか?
そうかそうか。えらいえらい。えらいぞお前は。
よしよし。よしよし。』

と、ひたすらハアを撫でた。

犬猫は嫌いだと言っていたくせに。。。。。



ハアは親父の顔をみつめ、目を細め耳を垂れて
ヒュンヒュン、ピイピイと鼻を鳴らし、
尻尾をパタパタ振った。

そしてまた、おふくろの遺影をみては、
ヒュンヒュン、ピイピイと鼻を鳴らし、
尻尾をパタパタと振った。


あたかもそこに、おふくろも一緒にいるかのように。