【第七回】感想肌の君
元開かずの間は今現在本来ならば真夏に咲く可憐な向日葵が使用していた
「…何だっちゃコレ…;」
そんなヒマ子さんの肥料&水分補給係りとなった緊那羅が床の間っぽくなっている板の間の上の棚に置いてあるなんとも不可思議な置物を見つけた
「ヒマ子さん…コレ…」
その物体を指差してヒマ子さんを振り返る
「ああ…それは京様のご友人の方が御造りになった…なんでしたっけ何だか伝統の在る人形のようですわ」
ヒマ子さんが両葉で肥料を丁寧に土に埋め込んでいく
「ふぅん…面白いっちゃね形が」
上から下からその置物を見て緊那羅が笑った
「きーんちゃーん」
ガラッと戸が開いて悠助が顔を出した
「あら悠様」
ヒマ子さんが軽く悠助に向って会釈する
「こんにちはヒマ子さん~」
悠助もヒマ子さんの真似をして頭を下げた
「どうしたんだっちゃ悠助」
置物を手に持ったまま緊那羅が悠助に近づく
「あのねハルミママがお使い行ってほしいんだって~僕も行っていい?」
ハイと差し出された紙と財布を受け取ろうとして緊那羅は手に持ていた置物に気付いた
「あ! ハニワ!!」
悠助がその置物を見て言う
「はにわ?」
緊那羅もその置物を見た
「…ハニワっていうんだっちゃ? 」
緊那羅が財布と紙を受け取ってハニワを悠助に渡した
「そうそう! ハニワ様でございましたわ! 中島様お手製だとおっしゃっていましたわ」
ヒマ子さんが両葉をあわせて言った
「悠助ー!! どこ~?」
慧喜の声が聞こえる
「…悠助呼ばれてるっちゃよ?」
紙を財布をポケットに入れて緊那羅が悠助の背中を軽く叩いた
「あ、うん。…コレどこにあったの?」
悠助がハニワをもったまま緊那羅を見上げた
「そこの棚だっちゃ」
緊那羅が指差した棚に悠助は小走りで近づきハニワを置いて再び小走りで部屋から出て行った
「あ、悠助!」
慧喜の嬉しそうな声が聞こえた
「じゃぁ私もいくっちゃね」
緊那羅がヒマ子さんに笑顔で言う
「ええ、ありがとうございました緊那羅様」
ヒマ子さんが深々と礼をした
「…何だっちゃコレ…;」
そんなヒマ子さんの肥料&水分補給係りとなった緊那羅が床の間っぽくなっている板の間の上の棚に置いてあるなんとも不可思議な置物を見つけた
「ヒマ子さん…コレ…」
その物体を指差してヒマ子さんを振り返る
「ああ…それは京様のご友人の方が御造りになった…なんでしたっけ何だか伝統の在る人形のようですわ」
ヒマ子さんが両葉で肥料を丁寧に土に埋め込んでいく
「ふぅん…面白いっちゃね形が」
上から下からその置物を見て緊那羅が笑った
「きーんちゃーん」
ガラッと戸が開いて悠助が顔を出した
「あら悠様」
ヒマ子さんが軽く悠助に向って会釈する
「こんにちはヒマ子さん~」
悠助もヒマ子さんの真似をして頭を下げた
「どうしたんだっちゃ悠助」
置物を手に持ったまま緊那羅が悠助に近づく
「あのねハルミママがお使い行ってほしいんだって~僕も行っていい?」
ハイと差し出された紙と財布を受け取ろうとして緊那羅は手に持ていた置物に気付いた
「あ! ハニワ!!」
悠助がその置物を見て言う
「はにわ?」
緊那羅もその置物を見た
「…ハニワっていうんだっちゃ? 」
緊那羅が財布と紙を受け取ってハニワを悠助に渡した
「そうそう! ハニワ様でございましたわ! 中島様お手製だとおっしゃっていましたわ」
ヒマ子さんが両葉をあわせて言った
「悠助ー!! どこ~?」
慧喜の声が聞こえる
「…悠助呼ばれてるっちゃよ?」
紙を財布をポケットに入れて緊那羅が悠助の背中を軽く叩いた
「あ、うん。…コレどこにあったの?」
悠助がハニワをもったまま緊那羅を見上げた
「そこの棚だっちゃ」
緊那羅が指差した棚に悠助は小走りで近づきハニワを置いて再び小走りで部屋から出て行った
「あ、悠助!」
慧喜の嬉しそうな声が聞こえた
「じゃぁ私もいくっちゃね」
緊那羅がヒマ子さんに笑顔で言う
「ええ、ありがとうございました緊那羅様」
ヒマ子さんが深々と礼をした
作品名:【第七回】感想肌の君 作家名:島原あゆむ